Vプリカは、残高が減ってきたらコンビニやネットからチャージできます。どうやってチャージするのか、流れを知っておきましょう。また、Vプリカの概要や購入方法といった基礎知識や、便利な使い方も紹介します。
Vプリカの概要と購入方法
Vプリカのチャージ方法を理解するには、Vプリカの購入方法を把握しておく必要があります。まずは、概要と購入方法を見ていきましょう。
Vプリカとは
Vプリカとは、ネット上での決済を対象としたプリペイドカードです。Vプリカのサイトやアプリでアカウントを開設し、購入したVプリカの発行コードを入力すると、以下のカード情報が発行されます(※)。
- カード番号(16桁)
- セキュリティコード(3桁)
- 有効期限
- ニックネーム(アカウント開設の際に登録したもの)
あとは、ネット上での決済の際に、クレジットカード払いのときと同じようにVプリカのカード情報を入力すれば、Vプリカの残高から支払いが行われるという仕組みです。
Vプリカがあれば、ネット上での決済の際にクレジットカードを使う必要がなくなるので、クレジットカードを不正利用から守りやすくなります。
(※Vプリカは電子版プリペイドカードなので、プラスチックカードは発行されません)
コンビニでの購入方法
Vプリカの発行コードは、コンビニやネットで購入できます。プリペイドカードなので、購入時に審査や本人確認などが必要ありません。銀行口座も不要です。
ただし、18歳未満はVプリカの購入、利用ともに不可なので注意しましょう。コンビニでは、以下の流れで発行コードを購入します。
- コンビニに設置されている端末で『Vプリカ購入』を選択する
- 購入金額(券種)を選択する
- 申込券が発行されるのでレジに持っていく
- 支払いを済ませ、『Vプリカ発行コード』を受け取る
コンビニによって表示内容や流れが異なる場合があるので、各コンビニでの操作方法を調べておくと安心です。
ネットでの購入方法
ネットでは、以下の流れでVプリカの発行コードを購入します。
- VプリカのサイトかアプリでMyページにログインする
- 『Vプリカ購入』を選択する
- インターネットバンキングとクレジットカードから、希望の支払い方法を選択する
- SMS認証か電話認証のいずれかで認証を行う
- 支払いを完了する
ネットで購入すると、わざわざコンビニに出向く手間が省けます。ただし、支払い方法がインターネットバンキングとクレジットカードに限られるので、現金払いしたい人はコンビニで購入しましょう。
Vプリカのチャージ方法と規定
Vプリカの残高が減ってきたら、残高をチャージすることが可能です。Vプリカのチャージ方法と規定について見ていきましょう。
チャージの仕方
Vプリカは、以下の流れでチャージします。
- コンビニやネットでVプリカの発行コードを購入する
- Vプリカのサイトかアプリに発行コードを入力し、カード情報を発行する
- カード情報ページを開き、『残高合算』を選択する
- 合算したいVプリカのカード情報を選択する
これで、今までのVプリカと新たに購入したVプリカの残高が合算されます。ただし、残高合算するとカード情報が更新され、今までのVプリカのカード番号やセキュリティコードが使えなくなるので注意しましょう。
また、Vプリカは最大10枚まで同時に保有できますが、残高合算できるのは最大5枚までで、10万円が上限です。
販売単位や手数料
Vプリカの販売券種は購入先によって異なります。また、購入時に手数料はかかりませんが、額面金額に数百円加算した金額が販売価格となっているので、その加算分が手数料と考えてよいでしょう。
購入先 | 券種 | 販売価格 |
・ローソン ・ファミリーマート ・セブンイレブン ・ミニストップ |
2000円 | 2200円 |
3000円 | 3200円 | |
5000円 | 5200円 | |
7000円 | 7280円 | |
1万円 | 1万390円 | |
・ネット購入 | 500円 | 700円 |
1000円 | 1200円 | |
2000円 | 2200円 | |
3000円 | 3200円 | |
5000円 | 5200円 | |
1万円 | 1万200円 | |
2万円 | 2万200円 | |
3万円 | 3万200円 |
ポイントからも交換可能
ポイントサイトのポイントを、Vプリカの発行コードに交換することも可能です。ポイントサイトとは、アンケート回答や商品の購入など、所定の条件を満たすことでポイントが付与されるサイトのことです。
スマートフォンが普及してからは、アプリ版のポイントサイトも増えています。ポイントサイトで貯めたポイントは、現金やほかサイトのポイント、ギフト券などに交換可能です。
そして、ポイントサイトの中には、貯めたポイントをVプリカの発行コードに交換できるものもあります。その発行コードをVプリカのサイトやアプリに入力すれば、コンビニやネットで購入したのと同じように、Vプリカにチャージすることが可能です。
チャージできない場合
Vプリカの購入やチャージができないときの、原因や対処法を紹介します。
クレジット情報などの確認
Vプリカの購入やチャージができない原因として、以下のようなことが考えられます。
- 入力したクレジットカードの情報が間違っている
- 入力したVプリカの発行コードが間違っている
- Vプリカの購入に利用できないクレジットカードを登録している(※)
- 登録したクレジットカードの有効期限が過ぎている
- 登録したクレジットカードの利用可能額を超過している
- 登録したクレジットカードに3-Dセキュア(本人認証サービス)を設定していない
- 1日の購入枚数の上限(3枚)を超えている
まずは、自分が入力したクレジットカード情報や発行コードに誤りがないかを確認し、問題がなければ、クレジットカードの種類や有効期限、利用可能額などを確認しましょう。
(※Vプリカの購入に利用できるクレジットカードは、ライフカード・Visa・Mastercardのクレジットカードに限られます)
有効期限の確認
Vプリカの有効期限も確認しておきましょう。Vプリカは、購入日から1年経った月の末日が有効期限です。有効期限が切れると、そのVプリカのカード情報が無効になり、残高も失効します。
新たにVプリカの発行コードを購入して残高合算した場合は、新たなVプリカの有効期限が適用されるので、有効期限が切れそうなVプリカは残高合算するのもよいでしょう。
なお、Vプリカの有効期限は、Vプリカのサイトやアプリのカード情報ページの画像から確認できます。
出典:Vプリカの有効期限はいつですか?|ネット専用Visaプリペイドカード
有効期限はクレジットカードと同じように、『月/年』で記載されているので、読み間違いに注意しましょう。
Paypalとの連携で便利に使える
Vプリカは、『Paypal(ペイパル)』と連携することで、より便利に、安全に使えるようになります。
海外サイトでも安心
Paypalとは、ネット上の決済サービスのことです。Paypalにクレジットカード情報を登録しておくと、ネット上でPaypalのIDとパスワードを入力するだけで決済ができるようになります。Vプリカも登録可能です。
Vプリカはクレジットカードと同じように、情報を盗まれて不正利用されるリスクがあります。Vプリカの残高内で被害が済むとはいえ、数万円単位になる可能性があるでしょう。
PaypalにVプリカを登録してPaypalを介して決済するようにすれば、ネット上での決済でVプリカの情報を入力する必要がなくなるので、不正利用されるリスクを軽減できます。
特に、海外サイトは不正利用のリスクが高いので、Paypalを利用すると安心です。
コンビニでの利用
Vプリカは、ネットショッピングなどの代金を、コンビニで支払いたいときにも便利です。通常、ネットショッピングなどでコンビニ払いを選択すると、数百円の手数料がかかります。
しかし、Paypalでの決済には手数料がかからないので、コンビニでVプリカを購入してPaypalに登録し、Paypalを介して決済すれば、手数料無料でコンビニ払いが利用できます。
ただし、海外サイトで利用した場合は、為替手数料などがかかるので注意しましょう。
まとめ
Vプリカの残高が減ってきたら、新たにコンビニなどでVプリカの発行コードを購入し、Vプリカのサイトやアプリで残高合算すればチャージできます。
ただし、残高合算を行うとカード情報が更新され、今まで使っていたカード情報は使えなくなるので注意しましょう。