ちょっとしたギフトに便利なクオカードですが、額面金額通りの値段で買えるものなのでしょうか。クオカードの手数料や消費税について理解して、購入金額を考えるときの参考にしましょう。クオカードが買える場所も紹介します。
クオカードについて知ろう
「クオカードは知っているけれど、具体的にどのようなものかはよく分からない」という人もいるでしょう。まずは、クオカードの特徴や使い方を紹介します。
クオカードとは
クオカードは、デザインや額面金額が豊富で、ギフトに使われることの多いプリペイドカードです。
有効期限はなく(※)、残高が0円になるまで何度でも使えます。ドラッグストアやコンビニ、書店やガソリンスタンドといった、『クオカード加盟店』での支払いで利用可能です。
区分 | 店舗名 |
ドラッグストア | ・マツモトキヨシ など |
コンビニ | ・セブンイレブン ・ローソン ・ファミリーマート ・ポプラ など |
書店 | ・ジュンク堂 ・蔦谷書店 ・紀伊國屋書店 ・啓文堂書店 ・丸善(一部店舗除く) ・ブックファースト ・オリオン書房(一部店舗除く) など |
ガソリンスタンド | ・ENEOS(一部店舗) ・JA-SS(一部店舗) |
飲食店 | ・デニーズ ・上島珈琲店(一部店舗除く) など |
(※過去に有効期限付きのクオカードが発行されていたことがあります)
使い方はとても簡単
クオカードの使い方はとても簡単で、クオカードを店員に渡して、レジに通してもらうだけです。サインや暗証番号入力は必要ありません。
残高がなくなるまで使えるのでおつりが出ることはなく、クオカードだけでは不足した場合は、残りを現金で支払えます。
クオカードを何枚か持っている場合は、複数枚まとめて使うことも可能です。ただし、店舗によっては使用枚数に上限があるので注意しましょう。
クレジットカードや電子マネーとの併用は、店舗によって対応が変わります。支払いの前にクオカードとクレジットカード・電子マネーは併用可能か確認してみましょう。
クオカードの手数料について
クオカードは、額面金額通りの値段で買えるとは限りません。クオカードの手数料について知っておきましょう。
クオカードの種類
クオカードには、以下の8種類の券種(額面金額)があります。
- 300円
- 500円
- 700円
- 1000円
- 2000円
- 3000円
- 5000円
- 1万円
オンラインストアでは、460円の券種も取り扱っています。
2000円以上は手数料なし
8種類のクオカードのうち、1000円以下のスタンダードカードは、額面金額にカード製造の手数料が上乗せされた金額が販売額に設定されています。
手数料の金額は30~40円で、カードのデザインなどによって異なるので、購入時にチェックしておきましょう。
2000円以上のクオカードは手数料なしですが、封筒付きのものや販売額の一部が寄付されるクオカードなどは、数十円上乗せされていることがあります。
公式オンラインストアでクオカードごとの値段が確認できるので、気になる人はチェックしてみましょう。
QUOカード(クオカード)のご購入はクオギフトショップ:株式会社クオカード
クオカードと消費税について
前述の通り、クオカードの販売額には手数料が上乗せされていることがあります。それでは、消費税はどうなるのでしょうか。
消費税の基本
消費税とは、商品・製品の販売、サービスの提供など、何かを『消費』するときにかかる税金です。負担するのは消費者ですが、納税は事業者が行う仕組みになっています。
基本的に、お店で販売されている物やサービスにはすべて消費税が課税されますが、以下のようなものは消費税の対象外です。(非課税取引)
- 土地の譲渡や貸付
- 有価証券(株や債券など)や支払い手段の譲渡
- 利子や保証料、保険料など
- 特定の場所で行う郵便切手、印紙などの譲渡
- 商品券、プリペイドカードなどの譲渡
- 外国為替など
- 社会保険医療
- 介護保険サービス・社会福祉事業など
- 出産費用
- 埋葬料・火葬料
- 一定の身体障害者用物品の譲渡・貸付けなど
- 一定の学校の授業料や入学金、入学検定料、施設設備費など
- 教科用図書の譲渡
- 住宅の貸付け
クオカード購入は非課税
クオカードはプリペイドカードの一種であるため、消費税は非課税です。購入時に販売額に消費税が加算されることはありません。
利用時には消費税がかかる
クオカードを買うときに消費税はかかりませんが、クオカードを使うときには消費税がかかります。
消費税は売買される商品・サービスにかかるものなので、非課税のクオカードで支払うからといって、購入する商品・サービスの消費税が非課税になることはありません。
クオカードが買える場所
ギフト用や自分用として、クオカードを買いたいときは、どこで買えばよいのでしょうか。
クオカードの取扱店
クオカード加盟店の一部は、クオカード取扱店としてクオカード販売も行っています。
クオカード取扱店は、コンビニや書店、ガソリンスタンドなどが多いでしょう。通常の商品のように陳列されていることはないので、店員にクオカードが欲しいことを伝えて購入します。
クオカード取扱店で、8種類のクオカードがすべて取り扱われていることは少なく、デザインも限られていることは理解しておきましょう。
また、大量に必要な場合は事前に連絡を入れるか、店内の端末で予約するのがおすすめです。
例えばローソンでは、『Loppi(ロッピー)』からクオカードが注文できます。注文から到着までに約1週間かかるので、早めに注文しておきましょう。(別途送料がかかります)
公式オンラインストア
「自由にデザインや額面金額を選びたい」「大量注文したい」「カードケースに入れて欲しい」という場合は、公式オンラインストアで買うのがおすすめです。
すべての種類のクオカードを取り扱っていて、デザインも自分で決められます。最低注文枚数が設定されていますが、自分でデザインしたクオカードを作ることも可能です。
会社の企画で使うなどの場合は、のしやカードケースの注文も可能で、カードケース封入サービスを利用すれば、ケースに入れる手間も省けます。
偽造カードに注意しよう
クオカード取扱店や公式オンラインストア以外でも、例えば金券ショップなどでクオカードを売っていることがあります。公式の取扱店やオンラインストア以外でクオカードを買うときには、偽造カードや類似カードに注意しましょう。
少数ではあるものの、クオカードのロゴを流用したり、見た目を似せたりした偽造カードが確認されています。
確認されている偽造カードには、以下のような特徴があるので、購入するときにチェックしてみましょう。
- 発行元に『株式会社クオカード』の記載がない
- 正規のクオカードとは異なる説明書きがある
もし、知らずに偽造カードを買ってしまっても、株式会社クオカードに補償はしてもらえません。心配な人は、クオカード取扱店や公式オンラインストアで購入しましょう。
購入時のご注意 | ご利用上のご注意 | ギフトといえばQUOカード
まとめ
クオカードは、ギフトに使われることが多いプリペイドカードです。クオカード取扱店や公式オンライストアで購入できます。
クオカードはプリペイドカードの一種で、クオカードの販売は消費税の非課税取引に該当するため、消費税はかかりません。しかし、1000円以下のクオカードには、30~40円程度の手数料が上乗せされています。
2000円以上のクオカードには基本的に手数料はかかりませんが、封筒付きのものや販売額の一部が寄付されるクオカードなどは手数料がかかるので、値段をよく確認しましょう。