楽天カードは、楽天ポイントや楽天Edyなど多くの特典があり、学生にもお勧めです。しかし、「楽天カードを作りたいけど、審査に通るか心配」という方も多いでしょう。この記事では、学生が楽天カードを申し込む際の審査基準や手続き方法を説明します。
楽天カードの審査は優しい?
楽天カードは学生でも審査に通りやすいのでしょうか?ここでは、楽天カードの審査基準を確認します。
楽天カードの申し込み条件は?
楽天カードには、「申し込み条件が他社と比べて低い」という特徴がります。
他社の条件では、最低条件の「高校生を除く18歳以上」という条件に加えて、「本人に安定した年収がある」「20歳以上であること」「電話連絡が可能」などの条件がつくことが多いです。
しかし、楽天カードの申し込み条件は、必須条件の『高校生を除く18歳以上』のみになっています。申し込み条件から、年収や年齢はそれほど重視せず、積極的にカードを発行していることが考えられます。
楽天カードは日本一使われているカード
実際、楽天は積極的にクレジットカードを発行していて、2018年度には日本で一番使われているクレジットカードです。また、2019年3月には会員数1,700万人を突破しています。
2018年のエポスカードの会員数が675万人であることを考慮すると、規模の大きさが比較できます。このことからも、他社に比べてやはり審査基準は優しくなっていると考えて良さそうです。
楽天カードの審査基準は?
一般的に、クレジットカードの審査の基準は、以下の2つが挙げられます。
- 安定した収入があるか
- 信用があるか
学生は社会人の方に比べて収入が少ないことは明白なので、審査では主に『信用があるか』に焦点が当てられていると考えられます。
収入ゼロの学生でも作れる
アルバイトをしていない学生でも、楽天カードを作れるのでしょうか?
結論から言うと、楽天カードはアルバイトをしておらず、収入ゼロの学生でも作れます。なぜなら、学生のクレジットカードの審査の対象が、保護者である親になるからです。
親に安定した収入があり、ブラックリストにのっていなければ、たとえ収入がゼロであっても楽天カードを作れます。
奨学金や仕送りは収入ではありません。仕事をして稼いだ収入がゼロの場合は、堂々と収入記入欄で「なし」を選択して大丈夫です。
限度額増額の申請審査について
限度額を増枠する場合にも審査に通らなければなりません。
学生の利用限度額は10万円に設定されることが多いですが、楽天カードでは学生でも限度額を20万円まで簡単に増額できます。
しかし、30万円以上まで増額する場合には、過去のカードの利用履歴が厳しく審査されます。
30万円以上限度額を増やしたい場合は、カードを定期的に利用し、クレジットヒストリーを積み上げましょう。
そうすることで「この人は返済能力がある」と判断されやすくなります。
しかし、海外旅行や留学などで、どうしても増額したい場合はありますよね。その場合は一時増枠をしましょう。審査に通りやすく、最大2ヶ月間、50万円までの増枠が可能です。
出典:カードのご利用可能枠を一時的に増枠することはできますか?
審査に通らないことってあるの?
審査が優しく、学生でも作れる楽天カードですが、審査に通らないことはあります。その理由と、審査に通るための注意点を考えてみましょう。そうすることで、次の審査に通る確率はアップするはずです。
親の合意が得られない
未成年の方が楽天カードを作る場合には親の合意が必要です。これは楽天カードの審査に限らず、他のクレジットカードを作る際にも共通して言えます。
民法5条で、未成年者が法律行為を行う際には、必ず法定代理人(基本的に親)の合意が必要だと明記されています。
未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
親の同意を証明するために、親権者の自筆のサインや電話による確認が行われます。ここで確認が取れないと、審査は通過できないので、事前に親の合意を確認しましょう。
どうしても親の合意が得られない方は、発行する際に審査がないデビットカードを検討してみて下さい。
審査に通りやすい学生の共通点とは
クレジットカードの審査に通る学生には、どのような共通点があるのでしょうか?それは、信用情報がしっかりしていることです。
親の収入が安定しており、ブラックリストにのっておらず、信用があること。そして携帯料金の分割払い、家賃の支払いを滞納していないなど、自身の信用情報にも傷がないことが共通点として挙げられます。
学生のクレジットカードの審査では上記の2つの信用があれば、ほぼ確実に審査に通ります。もし、学生で審査に通らなかった方は、信用情報を確認してみて下さい。
楽天カードの申し込み方
楽天カードには、楽天ポイント、海外保険機能など、学生にも非常に嬉しい特典があります。最後に、楽天カードの申し込み方を説明します。楽天カードを獲得し、日々の生活をより豊かにしましょう。
学生がカードを作る際に必要なもの
カードを作る際に必要なものは以下の2点です。
- 楽天会員情報
- 身分証明書
まず、楽天カードを作成するにあたって、必要なものは楽天会員情報です。これは楽天アカウントを開設した方なら全員が持っています。
楽天ID・パスワードを持っていない方は楽天会員に登録しましょう。楽天会員は、楽天ホームページで無料で登録できます。
もう1つ必要なものが、身分証明書です。身分証明書は、楽天カードを受け取る際に必要になります。
国によって発行された正式な身分証明書を用意しておきましょう。上記したように、未成年の方は親の合意も必要なので、忘れずに確認して下さい。
手続きの流れ
必要なものが準備できたら、実際に手続きに入っていきます。楽天カードの手続きは非常に簡単で、10分ほどで完了します。
- カードの種類を選択
- 申し込みフォームに入力
- 金融機関情報を入力
まず、申し込むカードの種類を選択します。VISAやMastercardなどの国際ブランドと、楽天カードのデザイン、種類を選択します。
初めてクレジットカードを作成する学生の方は、カードの種類は『楽天カード』がオススメです。年会費が無料のスタンダードカードになっています。
国際ブランドは『VISA』を選んでおくといいでしょう。世界シェア率が1番で、海外でも国内でも使いやすいブランドになっています。
出典:もっと便利に。もっと安心を。|クレジットカードの三井住友VISAカード
種類が選べたら、申し込みフォームを入力します。申し込みフォームではキャッシング枠というフォームがあります。
学生はゼロと記入するのが一般的で、審査にも通過しやすくなります。最後に、引き落とし口座の金融機関情報を記入します。これで楽天カードの手続きは完了です。
楽天カードは多くの場合、オンライン申し込み後、1週間程度で発行されます。
まとめ
楽天カードは審査基準が優しく、また手続きも簡単なクレジットカードです。アルバイトしていない学生でも審査に通るので、安心して申し込んでみましょう。
審査に落ちてしまった場合は、親と自分の信用情報をもう一度確認してみましょう。
限度額の上限の審査は、20万円から厳しくなります。日々の生活でカードを意欲的に使用し、クレジットヒストリーを積み上げおくと、審査に通りやすくなります。