楽天カードの海外旅行保険の内容は?利用条件と利用方法まとめ

楽天カードはポイント還元率が高いおすすめカードですが、実は海外旅行保険もちゃんと付帯します。そこで、この記事では付帯保険の内容を解説し、保険の適用対象になる方法と旅行中に利用する方法を解説します。

楽天カードの海外旅行保険について

楽天カードの海外旅行保険はどのような内容なのでしょうか?

楽天カードとゴールドは保険内容が同じ

まずは、付帯している海外旅行保険から解説します。通常のカードとゴールドカードの保険内容は同じです。保険内容を、以下の表にまとめました。

保険の種類 保険金額
傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円
傷害治療費用 最高200万円
疾病治療費用 最高200万円
賠償責任(免責なし) 最高2,000万円
救援者費用 最高200万円
携行品損害(免責金額3,000円) 最高20万円

出典:海外旅行傷害保険

また、どちらのカードも利用付帯といって、カードで旅費の一部を出国前に利用しないと、保険が適応されないので注意してください。

楽天プレミアムカードの保険内容はどう違う?

楽天プレミアムカードでは、より手厚い補償がついています。通常のカードとゴールドカードと違い、カードを持っているだけで、保険が適用される自動付帯で、補償内容も充実しています。

保険の種類 保険金額
傷害死亡・後遺障害 最高5,000万円
傷害治療費用 最高300万円
疾病治療費用 最高300万円
賠償責任(免責なし) 最高2,000万円
救援者費用 最高300万円
携行品損害(免責金額3,000円) 最高20万円

さらに、ニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など世界38拠点にあるトラベルデスクを利用できます。このサービスでは、レストランの手配などの旅行のサポートだけでなく、ケガや病気などの緊急時のサポートもしてくれます。

キャッシュレス診療は受けれない

楽天カードの付帯保険では、キャッシュレス診療が受けれられません。そのため、海外で診療を受けると、利用者が、保険金を受け取るまで、医療費を建て替えないといけないのです。

特に、アメリカなどでは、医療費が高額になる恐れもあります。高額な医療費を建て替えなければいけない点は、デメリットでしょう。

ロストバゲージも補償対象?

ロストバゲージとは、空港のチェックインカウンターで預けた荷物が紛失したり、延着したりすることです。自分の預けた荷物が行方不明になると、旅行の計画が台無しになる恐れもあります。

しかし、楽天カードの付帯保険では、ロストバゲージは補償の対象ではありません。そのため、ロストバゲージが不安な方は、別に海外旅行保険に加入する必要があります。

楽天カードの保険だけで十分?

では、海外旅行中に、万が一、ケガや病気になった際、付帯保険だけで十分なのでしょうか?

付帯保険で十分かどうかは、訪れる国によります。例えば、医療費が日本よりも安い台湾、韓国、東南アジアでは、付帯保険の補償金額で十分と言われています。一方、医療費が高いことで知られるアメリカの場合、付帯保険だけでは足りないでしょう。

楽天カードの付帯保険では不安な場合は、別の旅行保険に加入してください。

行く国や期間にもよりますが、保険会社では、1週間の旅行で数千円で入会することができます。

海外旅行保険の適用条件は?

楽天カードの保険が適用されるには、交通費か旅行代金の一部をカードで払わないといけません。そこで、カードの保険の適用条件について詳しく見ていきましょう。

電車代など交通費の一部を払う

まずは、交通費の一部をカードで払う場合について見ていきましょう。海外旅行にいくための空港までの交通費を1円以上カード払いすれば、保険の対象になります。

ただし、電車、バス、タクシーなどの公共交通機関のみ認めれらます。自家用車やレンタカーを利用しても、交通費として、認めれらません。

旅行代金の一部を楽天カードで払う

また、旅行代金の一部を1円以上カードで支払うことで、保険の適用対象になります。旅行代金の一部とは、パッケージツアーの料金や飛行機のチケットなどです。

ただし、出国前に、決済しなければいけません。そのため、海外旅行中に現地で、ツアーの料金を支払っても保険の適用対象にならないので、注意しましょう。

海外で利用する方法は?

最後に、海外旅行中に、万が一、保険を使わなければいけない際の対処法を紹介します。

病気やケガの際は?

病気やケガになった場合、利用者は、そのまま病院にいきましょう。病院で診察を受けてください。楽天カードに電話する必要はありません。帰国後、必要な書類をまとめて、保険金の請求をします。

また、現地で、診察を受ける際は、医師の診断書を忘れずに受け取ってください。保険金の請求に必要です。

緊急医療が必要な際は、三井住友海上の緊急医療アシスタンスサービスに連絡しましょう。救急車の手配などをしてくれます。

携行品を紛失した場合は?

携行品を紛失した際も、楽天カードに連絡する必要はありません。警察署に行き、事故証明など必要書類を取得しましょう。

カードを紛失した際は、第三者の不正利用を防止するために、カード会社に連絡してください。電話することで、渡航中のみ利用できる緊急カードを発行してもらえます。

連絡先

カードを紛失した際の連絡先は、紛失・盗難専用ダイヤルです。24時間対応しています。カードの紛失に気づいたら、すぐに連絡しましょう。以下の電話番号にかけると、紛失・盗難専用ダイヤルに繋がります。

  • 81-92-474-9256

出典:海外でのカードの紛失・盗難について

まとめ

楽天カードには、海外旅行保険が付帯します。年会費無料のカードの中では、ハイスペックな保険内容です。ただし、旅行する国によっては、付帯保険では、足りない場合もあります。特に、アメリカやヨーロッパを旅行する方は注意しましょう。

また、楽天カードは保険は利用付帯です。カードを持っているだけでは、保険の適用対象になりません。適用対象になるためには、旅費か空港までの交通費の一部をカード払いする必要があります。

万が一、現地で、病気やケガになってしまった場合は、病院に行きましょう。また、携行品を紛失した場合は、警察署に届け出を出してください。それぞれ、保険金請求に必要な書類は忘れずもらいましょう。