『Vプリカ』はプリペイドカードの一つで、インターネット上の決済でのみで使用できます。本記事では、プリペイドカードおよびVプリカの基本事項と使用方法を詳しく解説します。また、Vプリカをローソンで購入する方法も、併せて見ていきましょう。
Vプリカの基本情報
『Vプリカ』とは、ライフカード株式会社が発行するVisa(ビザ)プリペイドカードです。プリペイドカードは、あらかじめ購入・チャージ(入金)した残高の範囲内で使用できるカードです。
ここではまず、プリペイドカードとVプリカの基本的な仕組みを見ていきましょう。
Vプリカ|Vプリカってなに?|ネット専用Visaプリペイドカード
Vプリカとは
Vプリカとは、インターネット上のみで使用できるVisaプリペイドカードです。Vプリカは、インターネットに出店している世界中のVisa加盟店で、クレジットカードと同じように使えます。
Vプリカには、以下の情報が記載されます。
1.カード番号
2.有効期限
3.セキュリティコード
4.ニックネーム
有効期限は、発行から1年後の月末です。有効期限が過ぎると、カード番号が無効になり残高が失効するため、注意しましょう。
ニックネームは、クレジットカードにおける名義人と同じ意味をもつものです。ニックネームの設定は、利用者が行います。
クレジットカードとの比較
Vプリカとクレジットカードでは、下表の点が異なります。
項目 | Vプリカ | クレジットカード |
審査 | 不要 | 必要 |
本人確認書類提出 | ||
銀行口座登録 | ||
利用可能額 | Vプリカの残高の範囲内 | 与信額(※)の範囲内 |
引き落としのタイミング | 購入時 | 後日決済時 |
年会費 | なし | カードによる |
Vプリカの申し込みでは、返済能力の審査や本人確認がありません。よって、カードの発行手続きが完了すれば、すぐに使用を開始できます。
(※与信額とは、相手の信用に応じて貸し出す金額のことです。クレジットカードは後払いのため、利用者の返済能力などによって、与信額が決められています)
販売金額や上限
Vプリカには、500~3万円の種類(利用可能額)があります。それぞれの種類の詳細は、下表のとおりです。
利用可能額(円) | 購入金額(円) | |
500 | 700 | |
1000 | 1200 | |
2000 | 2200 | |
3000 | 3200 | |
5000 | 5200 | |
7000 | 7280 | |
1万 | インターネット購入 | 1万200 |
コンビニ購入 | 1万390 | |
2万 | 2万200 | |
3万 | 3万200 |
残高があるVプリカは、最大10枚まで保有できます。また、すべてのカード残高を合算した限度額は、10万円です。
1万円が割安?
Vプリカは、利用可能額よりも購入金額が高く設定されています。購入金額が利用可能額の何倍になっているかを、下表にまとめます。
利用可能額(円) | 購入金額(円) | 利用可能額と購入金額の割合(倍) |
500 | 700 | 1.4 |
1000 | 1200 | 1.2 |
2000 | 2200 | 1.1 |
3000 | 3200 | 1.06 |
5000 | 5200 | 1.04 |
7000 | 7280 | 1.04 |
1万 | 1万200/1万390 | 1.02/1.039 |
2万 | 2万200 | 1.01 |
3万 | 3万200 | 1.006 |
このようにVプリカは、利用可能額が高いカードほど、購入金額が割安に設定されている点が特徴です。特に、1万円以上のカードは、その他に比べ割安になっています。
カードを頻繁に使う予定がある人は、インターネットで購入できる1万円以上の種類を選ぶとコストを抑えられるでしょう。
Vプリカを買うには
Vプリカを利用できるのは、国内在住の18歳以上の人です。購入したい人は、コンビニもしくはインターネットで手続きをしましょう。
なお、Vプリカを購入しても、プラスチックのカードは発行されません。決済に必要な、カード番号やセキュリティコードなどの情報は、会員専用ページで確認して使用します。
コンビニで購入する
プリカは、以下のコンビニで販売されています。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
Vプリカを購入後、会員専用ページでカード情報を発行すると、利用可能となります。
ネットで購入する
インターネット上でも、Vプリカの購入が可能です。インターネットの会員専用ページで申し込み後、次のいずれかの方法で、代金を支払いましょう。
- コンビニのレジ
- クレジットカード(ライフカード・ビザカード・マスターカード)
- インターネットバンキング
ライフカードでVプリカを購入すると、200円割り引きになります。
ローソンでの買い方
ここでは、Vプリカ購入の一例として、ローソンでの購入方法を紹介します。
Loppiでの購入の流れ
ローソンでVプリカを買うには、以下の手続きが必要です。
1.Loppi(ロッピー※)で購入券種(金額)選択
2.申込書を持って、レジで支払い
3.Vプリカサイトのマイページから、発行コード入力
Vプリカサイトで発行コードを入力すると、すぐにVプリカが発行され、使用可能となります。
(※Loppiは、全国のローソンに設置されたマルチメディアキオスク端末です。チケット販売やクレジットカード・公共料金の支払い・消費者金融への返済などができます)
Vプリカギフトはより手軽に購入可能
Vプリカギフトは、アカウントを開設しなくても使える、手軽なカードです。Vプリカギフトには、下表の2種類があります。
利用可能額(円) | 購入金額(円) |
3000 | 3250 |
5000 | 5290 |
Vプリカギフトの購入には、Loppiでの手続きは必要ありません。陳列棚のVプリカギフトをレジにもっていき、代金を支払いましょう。
Vプリカギフト裏面に記載された認証番号およびカード番号下4桁を、Vプリカサイトで登録すれば、Vプリカの使用が可能になります。
Vプリカを使うには
Vプリカを使うには、無料のアカウント開設が必要です。
アカウント開設が必要
アカウント開設は、Vプリカホームページから行います。
アカウント開設では、メールアドレスを登録する事前登録後、本登録に進みます。本登録では、以下の情報が必要です。
- ニックネーム
- 名前
- 生年月日
- 所在地
- 電話番号
- ログインパスワード
ニックネームは、アルファベット18文字以内の好きなものを登録しましょう。ただし、カードを利用するサイトによっては、カード名義人(ニックネーム)をカナで入力する場合があります。
また、姓と名を分けての入力を求められることも考えられます。それらを考慮した上で、使いやすいニックネームに決めることが大切です。
ネットショッピングやゲームに
Vプリカは、Visaオンライン加盟店の決済で利用できます。通常利用しているクレジットカードの情報をネットショッピングで利用したくない人などは、Vプリカを活用するとよいでしょう。
また、ネットゲームやネットショッピングでお金を使いすぎてしまう人は、Vプリカで予算を決めておくと、無駄遣いを防げます。
そのほか、普段はクレジットカードを使わない学生も、1枚持っておくと便利です。なお、以下の場合はVプリカの使用ができません。
- Visaオンライン加盟店以外のネットショップ
- インターネット以外での買い物
- 継続的な利用料(公共料金など)の支払い
- 後日カードの提示を求められる可能性がある加盟店(※)
(※後日カードの提示を求められる可能性がある場合とは、航空券やコンサートなどのチケット代金の支払いや、ホテルの事前予約などです)
まとめ
Vプリカとは、インターネット専用のVisaプリペイドカードです。コンビニやインターネット上で24時間購入でき、購入後はすぐに利用できるといった利便性があります。
普段使用しているクレジットカード情報をインターネットに登録したくない人や、カードの使いすぎを防ぎたい人は、Vプリカを活用してみてはいいかがでしょうか。